読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

never cry

本とかゲームの感想だったり雑記だったり

夜姫と亡国の六姫士1

小説

夫の積読なんだけどなんとなく読みたくなって手に取りました。
王と王太子はたおされ国のほとんどを隣国バイデリュンヘン大公国から占領されているエルゲン王国の第二王女バイオレッタが祖国の復興をかけ、バイオレッタに付き従う六姫士と共に領地奪還の戦をする戦略系ファンタジーです。この作者さんの本は初めて読んだんだけど戦略系ファンタジーが多いのかな。
六姫士というだけあってバイオレッタの周りには6人+侍女1人いるので、まずキャラクターを覚えるのが大変です。でもまぁ、口絵に登場人物紹介のイラストがあるので許容範囲でしょうか。最初から最後まで戦略の話だったので地図に隊列が書いてある図があったのにはずいぶん助けられました。
バイオレッタが絶大なカリスマと知略でうまいこと戦いを進めるので、バイオレッタがいないとどうにもならない話だと思っていたのですが、最後の最後でとんでもないどんでん返しがあって、次の巻はどうなるんだろう、夜姫って誰なんだろうという気持ちになります。敵方のリーザの出方も気になります。
メインキャラクターは女の子ばかりなのですが、女の子同士のけっこうなお色気シーンがちょこちょこあって、ジャンルとしては絶対に戦略ファンタジーなんだけど、ちょっと百合っぽいところもあるのかもしれません。でも1巻結末がああだったから次の巻からお色気はどうなってしまうんだろう。
あんな結末を書かれると気になってしまって早く2巻3巻読みたいです。

クロックワーク・プラネット1

小説

クロックワーク・プラネット1 (講談社ラノベ文庫)

クロックワーク・プラネット1 (講談社ラノベ文庫)

このラノ2014が発表されたあと絵空さんから薦められて読んでみました。
寿命が尽きた地球がYという人物によって全て歯車で再現され、「時計仕掛けの惑星」となってから1000年後、落ちこぼれでいじめられっ子の高校生の見浦ナオトの家に、壊れた自動人形が入っている箱が落ちてきて、その自動人形であるリューズを直し、リューズを元々運んでいた『第一級時計技師』マリーとお付のハルターがナオトとリューズに鉢合わせることによって始まる物語です。
舞台である区画・京都が『軍』によってパージされそうになっているところを、マリー率いる『国境なき技師団』とナオトとリューズでどうにかしようとする話なんだけど、この作品もどうしようもない世の中に一矢報いるタイプの痛快な話だと思います。ナオトの能力と「時計仕掛けの惑星」は相性が良すぎて、リューズとマリーがいればなんでも出来てしまう。あとメインキャラ4人の会話劇が楽しいです。
リューズはものすごく毒舌なんだけどナオトに対する愛情がものすごくて大変可愛らしい。あの首こくこくこくこくするところが最高に良かったです。
1巻冒頭のエピソードは一体どこからつながっているのかと思ったら2巻の話でした。2巻も読んだので改めて感想を書きたいと思います。

ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件5

小説

4巻に続けて最新刊読みました。この巻はよそから客人があるわけではなく、聖羅のシャールへのべったり具合から気づいた、子どもたちそれぞれの問題を解決するために、出した課題から子どもたち同士の関係が少し変わってくる巻です。
その課題では更紗と真、聖羅と織絵、竜樹とギルマーが組になるのだけれど、更紗と織絵の違いがずいぶん顕著になったなと思いました。この巻の表紙が更紗と織絵なのもうなずけます。更紗は性格に変化はないけれど真の面倒を見るようになったし、織絵は更紗とべったりではなく聖羅とコミュニケーションが取れるようになったし、竜樹とギルマーはどうなることやらと思っていたけどなんだかんだで良い関係になっていてよかった。ギルマーから教えられた竜樹の壁ドンには最高に笑いました。色っぽいほうのカティアという今までにない脇キャラも出てきて面白かったです。
アニスの同人誌即売会の話はもうおなかいっぱいだよー。でもシャールはアニス好きなんだもんなあ。聖羅には先生としての愛情なんだもんなぁ。うーん。何角関係なんだか。
グリンダの話は遅々として進まないね。
これまではずっとエーレン国内というか王室内での話がほとんどだったけれど、次の巻では4人が国外に出るようで、とても楽しみです。

魔装学園H×H

小説

魔装学園H×H (角川スニーカー文庫)

魔装学園H×H (角川スニーカー文庫)

スニーカー大賞優秀賞受賞作品だそうです。Hisasiさんの絵が好きだから買ってみたよ! Hisasiさんエロマンガ家なのにラノベのイラスト書くのかと思ったけど口絵からどえろい感じのイラスト入ってるから気合入ってる感じがした。
姉から呼び出され戦略防衛学園アタラクシアというメガフロートに降り立った主人公の傷無は、自分と同じように異世界からやってくる敵との戦いとのためにハート・ハイブリッド・ギアを埋め込まれた千鳥ヶ淵愛音と出会い、戦闘状態に巻き込まれ、姉の怜悧から愛音の胸を揉めと命じられることからはじまる話。まあ、最近流行りの学園戦闘ものただしえろいという感じ。
傷無のハート・ハイブリッド・ギアの名前がまるでそのまんまで吹いた。ああやって叫んでから女の子と接触を図ると考えるとちょっと笑える。
えろいシーンは文章も挿絵も大変えろいです。私男の子としてこの作品を読んでみたかったな。そのほうが楽しめた気がする。
ギアを埋め込まれた女の子は愛音とユリシアとハユルと3人いるけど、愛音の貪欲さが好きです。
行方不明のお母さんは敵方にいそうですね。多分続きも買うと思います。

ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件4

小説

周回遅れで読んでる……。5巻出て慌てて4巻読みました。
竜樹王子にオーランドの大公家のお姫様との縁談が持ち上がることから始まるドタバタです。お姫様これはないわーと思ってたらやっぱりな展開だった。イリーめっちゃかわいい。
しかし竜樹王子も聖羅も可愛いしシャールはなんだかんだで人間として出来ているから何事もうまいこと収まってよかったよかった。おんなじような展開が続いてるとも言えるけど、シャールの魅力がそういうところなんでしょう。
竜樹王子には文通する女の子が出来て、ちょっと展開が進んだのかな。あとシザエル王がわかってたけどどうしようもない人で面白かった。ほんとキャラクターがみんな面白いし好ましい。
やっとグリンダのことで展開があるのでしょうか。気になる結末でした。あとそろそろ周辺の国々の地図をつけて欲しい。

穢れ聖者のエク・セ・レスタ

小説

これも読んだの随分前ですが。K泉ペンキさんからおすすめされて手に取りました。
「輅機」という皇帝とその血を引く者しか操れない兵器で世界征服を目論むフィガロ魔皇国で、その国に祖国を滅ぼされ第五皇女のディーヴァに仕えいいように使われている亡国の皇子シリュウが、義理の妹とされている第五十七皇女エトラと手を組んで魔皇国と皇帝への復讐を企てる話。
「輅機」についてめちゃくちゃ設定が多いです。設定についていけないと読むのが大変な気がする。でもちゃんと読むとわりとスカッとする逆転劇があって面白かったです。エトラの危機にさっそうと現れるシリュウかっこいいし。
リュウとエトラの関係すごく良いです。最初のエトラの印象は病弱な子(でも口絵がすごく扇情的なのでなんかあるとはすぐわかる)なんだけど、お互いにお互いを利用して復讐しようとしつつも、輅機を操る上で必要なシリュウとの約慕というかキスだよキス!には震えてしまったりとか大変萌えます。見開きで挿絵まで用意されてるし!!すばらしい。
設定多すぎるのがちょっと難ですが復讐と逆転劇とシリュウとエトラの関係で続きが楽しみです。

黒百合の園

小説

タイトルと帯買いでした。帯に「いじめ、万引き、同性愛、レイプ、殺人…… 美しい少女たちは黒く染まっていく」って書いてあってこれは私の求めているドス黒い百合かも知れないと思って手に取ったんだけど、結局は百合じゃなくてメディアワークス文庫的なミステリー風になっていて、求めていたものではなかったかもしれない。でもそのミステリーのハラハラ感と、ラノベレーベルではありえない後ろ暗いところのある女の子たちの描かれ方はとても面白かった。
利香子と綾芽の関係は百合好きとしては大変美味しい。利香子の偏愛と綾芽が言う「見上げる嫌い」のからみ合いが最高に良い。なので前半はこれからどうなるのかとすごくわくわくして読んだんだけど後半に利香子と綾芽はほとんど出番がなくてみすずと葵星々あたりの人々が中心になってしまって残念でした。その後の利香子と綾芽の話を書いて欲しいなー。
あまりにもドス黒過ぎてちょっと引くくらいの女子校の話でしたがこのくらいのドス黒さの百合はないものか。