never cry

本とかゲームの感想だったり雑記だったり

早売りティアラ文庫を読んでみた

「キスだけじゃ終わらない 新・乙女系ノベル」だそうですよ。

来月刊行のはずのティアラ文庫、もう並んでるところには並んでいるらしい。神保町に行ったら書泉ブックマートの1階の、ハーレクインとか普通の文庫とかあるあたりにどーんと並んでいました。女性向けは別のフロアじゃないのか、と思ったけど(書泉ブックマートは少年向けラノベと少女向けラノベのフロアが別なのです)確認はしていませんが別フロアにもあるのかもしれません。
帯はベビーピンクと白、そして金の箔押しで字が書いてあります。キラキラしてるし可愛いです。私がティアラ文庫を一気に全部買ってみたのは帯のせいかもしれない(笑)
すでにStellaさんが感想を書いてらっしゃいますが、とりあえず私も簡単に書いてみようかと。順番はナンバリング順です。
(6/2追記)amazonに書影が登録されたので貼り付けました。

華の皇宮物語 (ティアラ文庫)

華の皇宮物語 (ティアラ文庫)


口絵のカラーピンナップが1ページだけで濡れ場なシーンなのでBL小説を思い出させます。が、中身はわりと普通に中華風ファンタジーです。男として育った主人公が後宮に入って后候補になってしまう話。ちなみに主人公には女の許嫁がおり、ほんのり百合っぽいところもなくもない。後宮指南でなんだかとんでもないことをさせられたりするのでそこはちょっとえぐいかもしれない。でも普通に楽しめました。で、噂のえちぃシーンは、こういう話だったらこんな展開になるよね、という程度。ちょっと大人向けの少女漫画だったらこんな展開は普通だろうなと思います。

  • 成田空子『愛百合女学園へようこそ♡』

愛百合女学院へようこそ (ティアラ文庫)

愛百合女学院へようこそ (ティアラ文庫)


これだけ口絵が4ページあります。漫画風でとてもカラフルですがおっぱい見えます。たぶん口絵見ただけでどんな話かわかります。頭ぽわんぽわんな百合小説。ほとんど女の子しか出てきません。全寮制女子校に入学した主人公の苺ちゃんが、短いスカートの制服を着たくなくて甘ロリみたいな服を着て登校し退学の危機になるも、生徒会長の愛羅様から気に入られる話。主人公がセリフでは一人称が「苺(自分の名前)」なのに地の文だと「私」になってちょっと変。で、結構えろいです。着せ替えごっこやら裸ワイシャツやら。ところで、これどう考えても女の子向けの小説じゃないと思う。

  • 七海ユウリ『魔王子の花嫁』

魔王子の花嫁 (ティアラ文庫)

魔王子の花嫁 (ティアラ文庫)


口絵は登場する男キャラ3人の二つ折りピンナップです。また、これだけに登場人物紹介がついています。主人公の第二王女ラズシエルのところに敵対する魔族の王子がやってくる話。なんというか、主人公が大変子供っぽい女の子で、少女小説!って感じがしました。主人公の貞操の危機が何度かありますが、これもまた最後には結ばれてラブラブですよ、という感じ。文章はたいしてえろくなくて、『華の皇宮物語』と同じくらい。ただし、たぶん5冊の中で挿絵が一番えろいので(他の4冊は少女漫画風の挿絵ですがこれはすごく男性向けっぽい。乳首とかめっちゃしっかりかいてある)、外で読む時には注意が必要です。そのせいか、これを読んだ時はあまりえろくないえろげーの1ルートを切り取ったように感じました。
(5/19追記)この作者の方って美少女文庫の人だったんですね、っていうか私、七海ユウリ先生の『戦国恋姫 (美少女文庫)』読んだことあるじゃん!! 今すんごく納得いきました。たしかにそれっぽい!

  • ゆりの菜櫻『伯爵は聖乙女にキスをする』

伯爵は聖乙女にキスをする (ティアラ文庫)

伯爵は聖乙女にキスをする (ティアラ文庫)


タイトルがBLっぽいですね。口絵は主人公の女の子と登場する3人の男性が描かれた二つ折りピンナップ。乙女ゲーっぽい雰囲気です。主人公はジャンヌ・ダルクの血筋の家に生まれたジャンヌ・ダルクの生まれ変わりで、夢に出てきた騎士が現世にも現れて、その人と一緒に家に伝わる守護石を探して謎解きしながらヨーロッパ中を駆けめぐるという話。前世の恋が現世でも繰り返されて、主人公は悩んだりするけど、まぁともあれ話の流れの中で普通にえちぃシーンがあります。これも『華の皇宮物語』と同じような感じかな。

  • 水戸泉『ヴァンパイア・プリンセス』

ヴァンパイア・プリンセス (ティアラ文庫)

ヴァンパイア・プリンセス (ティアラ文庫)


口絵は1ページだけで服は着てるけどラブラブな感じ。しかし、内容はなんというかとってもエロエロです。主人公のファウスリーゼは千年の長きに渡って生きるヴァンパイアで、死んだ人間を「屍鬼」という使い魔のような存在にして暮らしています。屍鬼になった人間は一ヶ月に一度主人公から精気をもらわなければならないのですが、ファウスリーゼは自分の血をあげることで屍鬼を生かしています。で、屍鬼の中に一人、真木名という変なやつがいて、そいつはセックスによって精気をもらおうとするわけです。というわけで、エロエロ。女性向けにこんなの出していいのか!? って思うくらいエロエロです。ひどいです。これが美少女文庫で出たとしても全然驚かない。話もちゃんと作ってあるのですが、エロでみんな吹っ飛ぶわ!


という感じでした。
少女向けラノベ読みの人に勧めるなら『華の皇宮物語』『伯爵は聖乙女にキスをする』だと思います。挿絵えろいけど内容で判断するなら『魔王子の花嫁』も大丈夫。
『愛百合女学園へようこそ♡』は百合好きな人に勧められるのかな? 百合作品をあまり読んだことがないのでちょっとわかりません。でもとにかく百合でエロ。
『ヴァンパイア・プリンセス』は少女向けラノベ読みには絶対に勧めません。むしろ美少女文庫読みの人が読んだらどう思うのか気になる。でも挿絵がすごく女性向けなので微妙かもしれない。
全作品、えちぃシーンには挿絵がついてます。読む時は背後に気を付けたほうがいいかもしれません。
そういえば創刊記念プレゼントのキャンペーンが豪華でした。777名に「[限定版]番外編書き下ろし豪華文庫本」、333名に氷栗優のイラストを使ったオリジナル図書カードだそうです。文庫本はちょっと欲しいかもしれない。
ところで、すっごい早売りなのを買ったので(テスト販売?)、まだAmazonに登録されていません。そのせいで読書メーターにもメディアマーカーにも登録できないのでちょっと不便。