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never cry

本とかゲームの感想だったり雑記だったり

告白

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MYSCON前には読み終えてたけど今さら感想を。前々から興味はあったのですが単行本ゆえになかなか手が出せず、そうこうしているうちに本屋大賞を受賞していて、どうしようかなと思っていたら、作者の方がMYSCONのゲストだということでやっと読みました。
なかなかに恐ろしい本でした。物語に関する人の語りでひとつひとつの章が出来ており、それが連作短編のようにつながっています。第一章は娘を自分の生徒に殺された教師が、その真相を語る様子が書かれ、その語りに含まれたものすごい悪意が先々へ影響を落としていきます。
話がつながっていく様子はすごく面白くて、読み始めたら止まりませんでした。でも、あんまりにも人の悪意に満ちていて、読んでいるのが辛くなって、もう読みたくない、でも先が気になって仕方ない、というよくわからない気分を味わってしまいました。特に第二章のいじめが始まったあたり。
最後はびっくり仰天でした。悪意が連なり続けてこうなってしまうとは。MYSCONの時に湊先生は「物語の続きを読者の人にも想像してもらいたい」みたいなことをおっしゃってましたが、確かにいろいろと思いをめぐらせてしまいます。
すごく面白かったです。同じ作者の『少女』も読みたい。