never cry

本とかゲームの感想だったり雑記だったり

東京バンドワゴン

東京バンドワゴン (1) (集英社文庫)

東京バンドワゴン (1) (集英社文庫)


作家さんの名前や著作は何度かきいたことがありましたが、おそらく読んだのは初めてです(もしくはずいぶん前に読んで忘れてるかも……)。MYSCONのゲスト作家さんの本ということで読んでみました。数ある著作の中でこれを選んだのは文庫化していたのと「古本屋」という言葉が出てくるあらすじに惹かれたからです。
下町で古書店とカフェをやっている堀田家という家族の様子を、すでに亡くなっている堀田サチというおばあさんの視点で語られる連作短編集です。実はこの堀田家の家族構成はなかなかに複雑だったりするのだけど、サザエさんみたいなあったかさがあって、読んでいて心がほっこりする感じ。日常のちょっとした謎が、堀田家の家族みんなの動きで解かれていって、そうしているうちに複雑な家族構成についても解明されていきます。
読んでいる間ずっと、これは実写ドラマとか映画にむいているお話だなぁと思っていました。そしたら本編終わったあとに

あの頃、たくさんの涙と笑いをお茶の間に届けてくれたテレビドラマへ。

と書いてあって、やっぱり!と思ったり。MYSCON小路先生インタビューでも実写化の話は何度か来ているともおっしゃってたしなぁ。
シリーズ化していて続刊があるのでぜひそれも読みたいです。心があったかくなる本。LOVEだねぇ。