読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

never cry

本とかゲームの感想だったり雑記だったり

煙か土か食い物

煙か土か食い物 (講談社ノベルス)

煙か土か食い物 (講談社ノベルス)


初の舞城王太郎です。読んだきっかけは舞城好きの条さんにおすすめ舞城をきいたらこのタイトルが返ってきたのと、同じく舞城好きの天さんも「『煙か土か食い物』はヘヴィだよ」と言っていたから。2人から同じタイトルが返ってきたので早速買ってきて読みました。
読み始めたら読むのが止まらない。文章が主人公・四郎のアメリカナイズされた口語文で、とぎれなく続いていて超面白かった。文章だけじゃなくて書かれている内容も。一連の事件が螺旋のグラフ上で起こっていて中心掘ったら棺桶が埋まってるとかなんなの? 天さんがTwitter上で「四郎が超推理展開させてファッキンミステリしてるのがいい。」って言ってたけどまさにその通りでした。
奈津川家の過去はあんまりにも暴力的すぎると思っていました。でも最後でああまとめるとは露にも思わず。四郎が外科医っていう設定もあんなふうに使われるとは思ってなくて(実は読んでる間ずっと、医者の設定が生きてないじゃんって思ってた)、あの場面ではすっごいドキドキしました。
なんだかんだで壮絶な家族愛の話だったよ。
この本が最初に出たのは2001年3月、私がまだ中学1年の時です。こんなに面白いのにどうしてこれまでに読んでいなかったんだろうと思ったりもしました。でもきっと今より前に読んでたら面白さがわかんなかったかもしれないなぁとも思いました。だから今読んで(読めて)良かったです。本当に面白かった。というわけで、舞城王太郎の他の作品も読んでいこうと思います。