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never cry

本とかゲームの感想だったり雑記だったり

ヤンキー巫女逢桜伝

ヤンキー巫女逢桜伝 (B’s‐LOG文庫)

ヤンキー巫女逢桜伝 (B’s‐LOG文庫)


B's-LOG文庫の新刊買ったのなんて葉山透の以来です。少女向けはシリーズで買ってたり作家買いしてるものしかチェックしてないので、少女向けかつ書店で見て衝動買いしたのは超久々でした。でも衝動買いしちゃうくらいのインパクトあるよね。だって「ヤンキー巫女」ってなによ!? って思う。
なかなかに面白かったです。両親が死んで天涯孤独の身になりそうだった元ヤンキーの主人公・梓が、母方の祖母のところに引き取られ、その家が神社だったために巫女をやらなければならなくなります。そして転校した学校で出会った染井良信という男の子が、実はその神社で奉っている神様の息子で、父である神様がいなくなったので一緒に探すことになる話。
出てくるキャラクターがみんな個性的で魅力的。特に主人公の梓がいいと思う。少女小説の主人公の女の子って、なんかいい子ばっかりなイメージだったけど、梓は元ヤンだけあって言葉遣いは雑だし巫女装束でバイクに乗るし釘バットだしで、なんか新鮮すぎた。表紙の梓は鈴みたいなの持ってるけど、あそこは釘バットであるべきだ。
コメディなんだけど、日本の神話とか民俗学とかが出てきて、結構読み応えもあります。ちょっと謎解きな感じのところもあるかも。しかし、化学反応式をラノベ(しかも少女小説)の中で見るとは思わなかった。
少女向けレーベルってなんとなくいい子ちゃんな主人公のファンタジーばっかりなイメージで敬遠していたけど、それをぶっ壊すくらいのインパクトと面白さでした。続刊でたら絶対買うと思う。