読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

never cry

本とかゲームの感想だったり雑記だったり

剣の女王と烙印の仔 I

剣の女王と烙印の仔〈1〉 (MF文庫J)

剣の女王と烙印の仔〈1〉 (MF文庫J)


これも出てすぐに買っていたのに積んでいた本。ほんとこんなのばっかりだな……。杉井光MF文庫J進出第一作です。
獣の烙印を持ち、戦場で敵味方関係なく全員を殺戮して1人だけ生き残る《星喰らい》という異名を持つ主人公のクリスと、同じように戦場で《塩撒き》の名で知られているミネルヴァが出会い、ミネルヴァが予見したクリスから殺されるという宿命をクリスが喰らうことから始まる物語。読む前に想像していたよりもずっと本格的なファンタジーでかなりびっくりしました。全く杉井光はいろんなもの書くなぁ。
冒頭の、クリスが初めて人の命運を喰らうところは、なんとなく同著者の「火目の巫女」を彷彿とさせました。でもそう思ったのは最初だけで、主人公は男の子だし、なんだかやたら壮大な世界が作ってあるし、全然違った。ヨーロッパ風の大陸に、女王直轄領と東の七公国。国名や地名や宗教的なものとかカタカナの造語がいっぱい出てきてなんだかめぐるましい。
ミネルヴァとクリスの関係はなかなかに良いと思うのだけど、戦場では強いはずのミネルヴァが、普通の時には素直になれないがゆえにフランの意のままになってしまっているのを見ると、ミネルヴァもうちょっと素直になれよ!! と思う。主人公のキャラクターはいつもの杉井先生ですね。
アクションシーンはかなり良かったです。クリスが馬を乗っ取るところとか目に浮かぶようでかなりわくわくしました。
「I」とナンバリングしてあるから続刊もすぐ出るのだろうけど、楽しみ。