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never cry

本とかゲームの感想だったり雑記だったり

アンゲルゼ 孵らぬ者たちの箱庭

アンゲルゼ 孵らぬ者たちの箱庭 (アンゲルゼシリーズ) (コバルト文庫)

アンゲルゼ 孵らぬ者たちの箱庭 (アンゲルゼシリーズ) (コバルト文庫)


この前のコミケで作者さんの同人誌が出るということでちょっと興味を持って、周りにつられて勢いでその同人誌を買ってしまったので本編を読み始めました。というわけで1巻です。
引っ込み思案で一人でなかなか動けない陽菜が、安らぎを求めてよくわからない存在のマリアに会いに行っていると、隣の学校の湊尚吾が突然やってきて、陽菜の周りが変化していきます。
マリアの存在や天使病という設定が想像していたよりかなりファンタジーなのに対して、中学生の友達付き合いが非常に生々しく描かれていてちょっとというかかなりびっくりしました。ですがその生々しさと、ファンタジーさがうまい具合にバランスが取れているのでとても面白く読めました。覚野の陽菜へのあたり方や、基地祭の後理子や楓からも突き放されクラスで浮いてしまうところは本当に苦しくて、読んでいてつらいのだけれど、しかしその後それを乗り越えられた陽菜が書かれているのもよかったです。
理子のあの変化はかなり衝撃でした。そしてそれからの楓の心境とか、湊の心境とか、いろんなものが重い重い。重すぎる。
しかしとても面白かったのでさくさく続きを読もうと思います。