never cry

本とかゲームの感想だったり雑記だったり

僕僕先生

僕僕先生

僕僕先生


単行本買った直後に文庫版が出て、ショック(?)で積んでいたんだけどようやく消化。
県令だった父の財産でだらだらと生きていた王弁が少女の姿をした仙人の僕僕に出会って旅をすることになる物語。
最初は細かく区切ってある話になんだか違和感を覚えたり、あまり話に引き込まれないなぁと思っていたのだけれど、後半になって、王弁が馬の吉良を手なづけようとしているあたりからだんだん面白く思えてきて、最初の王弁が自分で何もしないところが気に食わなかったんだとわかり、そこからはとても面白く読めました。やっぱり何もしないより自分から動いて努力する話のほうが好きです。
渾沌の中で吉良と話しているところも面白いし、そして僕僕先生と王弁がなんかいい雰囲気になってからが二人とも非常にかわいらしい!! なんだかんだでいちゃいちゃしやがって!!
途中途中に中国の歴史についての記述がありますが、そこはちょっととっつきにくかったです。私自身があまり歴史に詳しくないというのもあるのかもしれませんが……。
表紙のイラストと章ごとに挟まれるイラストのせいもあってか、恋愛のこととかはわりと一般向けに書かれているのに児童書を読んでいるときのようなほのぼの感を味わえました。恋愛というよりも友愛とか仁愛みたいな感じだからかな。
続きも読みたいです。単行本で読むか文庫化を待つか……。