読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

never cry

本とかゲームの感想だったり雑記だったり

“文学少女”と恋する挿話集 2

“文学少女”と恋する挿話集 2 (ファミ通文庫)

“文学少女”と恋する挿話集 2 (ファミ通文庫)


“文学少女”シリーズの中で好きなキャラクターというとちょっと難しいのだけれど、読んでいる自分に一番近いキャラクターはななせでした。私にとっての遠子先輩は、ななせにとっての遠子先輩と同じで、なんというか太刀打ちできない人で、ちょっとだけ苦手だったのです。
この巻では森ちゃんと反町のバカップルの話の中で同時にななせの話が進み、そしてななせが心葉を想う気持ちも「ななせの恋日記」の中で書かれていて、すごく楽しめました。コミカルな森と反町に対して、結末を知っているせいもあってななせのことが書かれているところはとても切なかった。
反町はほんと面白いキャラクターでした。笑えるところもとても多かったけれど、シリアスな面でも頑張っていて、最後は甘く終わらせて、すごい。「誰だって汚れたくない。」と心葉の辛い思いにも気づき、そして最後に他人に教えるだけだった遠子先輩に、「恋をしろよ! 文学少女!」と逆に言葉をかけているところはびりびり来ました。本を読むことでは誰も及ばなかった遠子先輩に「自分のために本を読め」と言っている!
とても面白かったです。私の読みたかった“文学少女”でした。