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never cry

本とかゲームの感想だったり雑記だったり

ピクシー・ワークス

ピクシー・ワークス (電撃文庫)

ピクシー・ワークス (電撃文庫)


戦闘機ものっぽかったので航空祭の帰りのバスの中で読んでいました。天才女子高生たちが依頼されて、15年前の戦争からほったらかしになっていた戦闘機を修理して飛ばそうとする話。
キャラクターが知的好奇心旺盛すぎる天才ばっかりで、あまり困難らしい困難にぶつからずに、まっすぐに飛行機を修理して飛ばすまでに到ってしまいます。しかしその過程で書かれているキャラクターたちのやりとりが非常に楽しいです。芹香と千鶴と奈緒子の天才3人組に、普通の女子高生の由衣が入ることでアクセントになっている気がしました。キャラ萌えは全くないけれども、この4人のやりとりはまっとうな青春ものです。4人以外の出てくるキャラクターも、みんな生き生きしています。
そんな感じで前半の群像劇的な部分を大いに楽しめたので、ヴァルトローテが出てきてから、主人公が完璧に芹香になってしまったのはちょっと残念でした。それでも空を飛んでいる場面はすごく面白かったです。ちょうど航空機を間近で見た直後に読んだこともあって、わくわくしながら読めました。
最後の黒幕の設定とか、空を飛んでいるときに出てきた自衛軍の人たちとか、ヴァルトローテのこととか、続きが作れそうな要素がたくさん残っているので続刊が出て欲しいです。単発で終わるのはもったいない。
なんというか、まっすぐで、さくさく読めて、とにかく楽しめました。読んでよかったです。