never cry

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春頃にリッパーさんからもらって積んでいたのだけれど、同じシリーズの『初恋ソムリエ』が書店に並んでいるのを見てやっと手に取りました。
高校から吹奏楽部でフルートを始めた穂村チカが、幼なじみで同じく吹奏楽部のハルタと一緒に学校で起きる謎を解いていく、というかむしろハルタが謎を解くのについていく話。短編が4つ収録されています。
一番初めの「結晶泥棒」はわりと軽めだったのですが、そのあとの「クロスキューブ」あたりからは楽しい放課後の中にも重さが出てくるように感じました。雑学的なものとか歴史とかでミステリを作っているので無理やり感もあるけど、むしろそれで親しみやすくなっているように感じました。そしてどの作品も放課後の部活の時間に起こる謎や出来事が描かれていて読んでいて楽しかったです。
確かに米澤穂信の古典部シリーズみたいな学園ミステリだけど、古典部シリーズよりずっと登場人物に好感が持てる気がする。それに登場人物のやりとりがコミカルですごくライトノベルっぽいと思いました。
軽く楽しめてよいです。『初恋ソムリエ』も読もうかな。問題はハードカバーでなかなか手を出しづらいことだ……。