never cry

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製鉄天使

製鉄天使

製鉄天使


赤朽葉家の伝説』の登場人物の赤朽葉毛毬が作中で描いた漫画が元になっている小説。赤緑豆小豆という主人公の少女が、中学高校でレディースの総長になって中国地方を制圧するという、80年代の不良どもの話なので、今の桜庭一樹の路線とは全然違うんじゃないのかと思ったけれど、元が『赤朽葉家の伝説』であるということと、ごく最近読んだ桜庭一樹が『GOSICK』だったせいか想像していたよりも違和感を感じませんでした。むしろ、桜庭一樹ノリノリじゃん、と思いました。
読み切ってから振り返ると、結局は少女が大人になってしまう話なので、雰囲気やテーマは変わっていても、『推定少女』とかのあたりから続いている桜庭一樹の系譜には合ってるんじゃないかなぁと思う。毛色は違いすぎているけど。
話はわりとシンプルでまっすぐです。帯に書いてあるとおり疾風怒濤としかいいようがありません。時代背景とかが全く違うので変な感じがするけど、面白かったです。ただ最後はちょっと微妙……。