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never cry

本とかゲームの感想だったり雑記だったり

桜嵐恋絵巻 はるかな日々へ

桜嵐恋絵巻〜はるかな日々へ〜 (ルルル文庫)

桜嵐恋絵巻〜はるかな日々へ〜 (ルルル文庫)


前巻の水底の願いからちょっと間を開けて読んだ。桜嵐恋絵巻の本編最終巻です。
めでたく左大臣家の宴に招かれた詞子ですが、前の巻の五の宮との出会いから一変、五の宮の態度がなかなかに頑ななのがもどかしかった。それに対して左大臣がとても丸くというか物分りが良くというか面白いキャラになっている。今までの頑固親父っぷりはなんだったのか。奏子や麗景殿の女御が詞子に対して好意的なのが詞子には救いになってるのかなと思った。左大臣家の人々はなかなか面白い。
利雅と艶子のコンビが良い。これは短編集に期待だなー。利雅も雅遠にツンデレなだけかと思ったらこの巻ではちょっといい働きをしていてちょっと報われたような感じ。
最後のオチは大体想像できるけど同じ作者の「舞姫恋風伝」も同じようなエンディングじゃなかったっけと思った。まああんなに甘甘いちゃらぶしていたらそのようにもなろう。あと朱華のことはちょっとご都合主義すぎる気がした。
あとがきにハッピーエンド至上主義と書いてあるけどそれがいいんだよね。安心して楽しめました。この物語に出てくる人々が皆幸せになればいい。短編集も楽しみです。