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ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (1) (電撃文庫)

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (1) (電撃文庫)

 

 このラノ2014で上位に入っていたので読んでみました。電撃文庫でファンタジー戦記もの読むの相当久々かも知れない。

帝立高等学校を卒業し、高等士官試験を受けようとするヤトリとイクタ。無事に一次試験に合格し二次試験へと向かう途中の船が座礁し、一緒に二次試験へ向かおうとしていたトルウェイ、マシュー、ハロと一緒にボートへ逃げたものの船は沈没、そして海へ投げ出された少女を助けたら帝国の第三皇女で、しかしその6人は敵国であるキオカ共和国へ漂着してしまう……。というところから始まる話。

ずいぶんこの1巻で話が展開するなぁと思った。展開は早いけど物語の密度は濃くて、1冊読んだだけで2冊か3冊くらい読んだような気分になる。前半は少年少女漂流記的な話かと思いきや、イクタの知略でなんとかキオカを脱出し、後半は高等士官学校での話でした。知略戦略系ファンタジー戦記です。

表紙がヤトリだからメインヒロインはヤトリなのかと思ってたけど真のメインヒロインはシャミーユ姫君のように思われた。ヤトリは戦う女の子だけどメインではないような気がする。ただイクタのことを一番深く理解している女の子には違いないし、どうしてヤトリとイクタがこんな信頼関係を持っているのかすごく気になる。

トルウェイやマシューといった一見脇役のように思える男キャラ達も、この1巻を通してそれぞれに成長が見えて(マシューは結構意外だった)、なんだろう、この5+1人にとても好感を覚えます。

最後まで読むとこれがずいぶんと緻密に作られたプロローグだとわかり、また、この巻ではまだよくわからない設定が多くて、早く次も読みたい。

かなり面白かったです。これは何度か読み返したいタイプの本でした。このラノ2位にも納得です。