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never cry

本とかゲームの感想だったり雑記だったり

MONSTER DAYS

MONSTER DAYS (MF文庫J)

MONSTER DAYS (MF文庫J)

MF文庫Jは最近あまり買ってなかったんだけど、年末のラノベオフでK泉ペンキさんにおすすめされたので新人賞受賞作を2冊ほど買いました。こちらは最優秀賞受賞作です。
世界に魔物が出現して1200年ほどの間に、人間と魔物の間に幾多の戦いがあり、その中で人間と魔物の間の平和を維持するための人魔調停局で働いている主人公ライルが、同僚のアルミスと一緒にいつもの仕事の他に社会加入を求める外部魔物集落「竜羽の里」の使者であるクーベルネの面倒を見ることになる話。
面白かったです。まずライルとアルミスのコンビがとてもいい。ライルはかっこよくてエリートで常識人で、アルミスは一角獣の女性なんだけど乙女が好きな変態で、二人のやりとりはとても楽しい。戦いの場でも、人間だけど銃と魔具で魔物と対等に戦えるライルと回復が得意なアルミスの組み合わせはずいぶんと相性がいいと思えます。そこにクーベルネが世間知らずのお姫様として華を添えていて、キャラクターの作り方と配置がとても好みです。ライルとアルミスのコンビの他にもイルオレアやテカムシやロイヤーといった個性的なキャラクターが出てきて、ロイヤー以外は口絵にイラストもあるので想像しやすく楽しめました。
龍羽の里やクーベルネを取り巻く政治的なゴタゴタは結構深く作りこんであって、読み応えもありました。MF文庫のイメージはなんとなく軽いラブコメが多いというイメージだったんだけど、ずいぶん硬派な展開とスタイリッシュなキャラクターの動きで、私が持ってるMF文庫のイメージと違った。
ただ、1巻からラスボスみたいな魔物と戦ってるので、今後はどんな敵魔物を描いていくのかちょっと心配にもなります。でもクーベルネもいるし、続刊も楽しみだな。